【元英語講師が解説】will beの意味・使い方
- willは未来を表す表現
- beは「〜である」「〜にいる」という意味
- なので、will be...は「〜になるつもり」「〜にいるだろう」といった意味になる
- また、受動態や進行形と合わせて使われることもある
この記事では、will beの意味を解説していきます。
will beを理解するためには、willとbeをそれぞれ理解することから始めると、うまくいきます。
ひとつひとつ丁寧に学んでいって、will beをマスターしましょう!
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先生、will beってどういう意味ですか??
will beかあ。
まず、willってどういう意味だったっけ?
willは未来?でしたっけ?
「〜するつもり」とか?
そうそう!
じゃあbeは?
ええと・・・
will beを理解するためにまず、willとbeそれぞれの意味を再確認するところから始めよう!
willとbeの再確認!
will be... という組み合わせは英語でよく見かけますね。
これはどういう意味なのでしょうか。
まずはwillとbeをそれぞれ再確認するところから始めましょう!
willは未来を表す表現
willは未来を表す助動詞です。
例文で確認しましょう。
I will play tennis tomorrow.
「私は明日テニスをするつもりだ。」
「私は明日テニスをするつもりだ。」
willは「〜するつもり」という意味になります。
willは名詞で「意志」という意味にもなることから分かるように、<今後〜するつもりがある>というような、意志を含んだ未来を表します。
ちなみに、同じく未来を表す表現であるbe going toは単に未来の予定を表します。
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beは「〜である」「〜にいる」
では、beとはどういう意味でしょう。
beはよく、is, am, areというような形で使われます。
He is a teacher.
「彼は先生だ。」
I am a teacher.
「私は先生だ。」
You are a teacher.
「あなたは先生だ。」
というように、be動詞は主語によって形を変えるんでしたね。
意味としては、「〜である」と「〜にいる」という2つの意味を持っています。
He is a teacher.
「彼は先生である。」
「彼は先生である。」
He is in the classroom.
「彼は教室にいる。」
「彼は教室にいる。」
なるほど!
is, am, areと意味は一緒で、違う形ということですね!
そうそう!
主語によって形が変わるだけで、全部同じ意味なんだ。
じゃあwill beのbeってなんなんですか?
良い質問だね。
じゃあbeがなんなのかを見ていこう!
では、is, am, areがbe動詞で、「〜である」「〜にいる」という意味は分かりましたね。
では、"be"とはなんでしょうか。
これは「原形」と呼ばれるものです。
is, am, areはどれもbe動詞ですが、その原形はbeになります。
だからbe動詞と呼ばれるわけですね。
beはis, am, areの原形なんですね!
そうそう!
じゃあwill beではなぜbeが使われているんですか??
will isとかwill amではダメなんですか?
またまた良い質問だね!
そこを見ていこう!
willは助動詞ですが、助動詞の後ろの動詞は、かならず原形になります。
He is a teacher.
「彼は先生である。」
「彼は先生である。」
→ isが使われている。
He may be a teacher.
「彼は先生かもしれない。」
「彼は先生かもしれない。」
→ 助動詞の後ろなので、isではなくその原形のbeが使われている。
助動詞のmayには「〜かもしれない」という意味がありますが、He is a teacher.「彼は先生である。」という文にmayを加えると、
*He may is a teacher.
という文が出来上がります。(先頭の*はその文が文法的に間違っていることを表します)
しかし、助動詞の後ろは動詞の原形というルールがあるので、
He may be a teacher.
となるわけです。
なるほど、willは助動詞で、助動詞の後ろは動詞の原形だから、beが付くんですね!
その通り!
これで事前準備は完成したので、本題のwill beの意味について見ていこう!
will be...の意味!
will be...はwill と be が合わさった表現です。
なのでwill be...はbe動詞で未来を表したいときに使われます。
まずはそこから見ていきましょう!
will be...はbe動詞で未来を表したいときに使われる
He is a teacher.<現在>
「彼は先生だ。」
He will be a teacher.<未来>
「彼は先生になるつもりだ。」
というように、will be...は「〜になるつもりだ」という意味で使われます。
「である」に「つもり」を足すと、「であるつもり」になります。
これを正しい日本語表現にすると、「なるつもり」となるわけです。
また、be動詞には「〜にいる」という意味もあります。
なので、「〜にいるつもり」という意味にもなります。
I will be in Paris next year.
「来年、僕はパリにいるつもりだ。」
「来年、僕はパリにいるつもりだ。」
will + 受動態(will + be + 動詞の過去分詞形)
実は、will beには、もう少しバリエーションがあります。
例えばこの例文を見てみてください。
Tokyo Olympic will be held in 2020.
「東京オリンピックは2020年に開催される。」
「東京オリンピックは2020年に開催される。」
willとbe heldの部分に分けて考えます。
willの方はもちろん、未来を表します。
今回は主語が人ではないので、意志のニュアンスはなく、単純な未来です。
そして、be heldの部分が受動態です。
受動態はbe動詞 + 過去分詞で「〜される」という意味になるんでしたね。
be heldは「開催される」という意味です。
will + be + 過去分詞という形で、未来の受動態「〜されるだろう」という意味を表します。
will + 進行形(will + be + 動詞のing形)
willの後ろに進行形(be動詞 + 動詞のing形)が来る場合があります。
未来進行形とも呼ばれます。
I will be playing tennis at this time tomorrow.
「明日のこの時間は、私はテニスをしているだろう。」
「明日のこの時間は、私はテニスをしているだろう。」
willが未来で、進行形が「〜している」なので、合わせて「〜しているだろう」という意味になります。
なるほど!
willの後ろに受動態や進行形が来る場合があるのですね!
そうそう!
そのときも、will beが使われるんだ!
最後に・・・
will beの意味は分かりましたか?
ここまでしっかり理解しながら読んできた方は、かなり理解が深まっていると思います。
定期的に復習して、忘れないようにしていきましょう!